笠井ひろ (?~)
昭和30年代から40年代にかけて、叔母さん役、老婆役で活動していた女優に笠井ひろがいる。この人は、
市川寿美礼に見た目も演技の仕方も似ていると思う。ただし、市川寿美礼と違っているのは、中流より下の
吹き溜まりに生きている人間を演じるのが得意な事である。吹き溜まりを真摯に生きている人間も上手い
し、吹き溜まりをしたたかに生きている人間も上手い。さて、笠井ひろは「特別機動捜査隊」には度々ゲスト
出演している。そのなかで1968年4月3日に放映された第336話「春の亀裂」に笠井ひろはゲスト出演して
いる。浦安から魚の行商で東京にやって来る叔母さん、みねを演じている。バーやスナック等の水商売の
店にも顔を出している。"白バラ"もみねの立ち寄り先の一つだった。丁度、ホステスの麻里子(日野麻子)
の件で特捜隊が"白バラ"に聞き込みに来ていた時に、みねも行商で"白バラ"に来ていたのである。
2021年04月08日
笠井ひろ その1
posted by ranabe at 12:06| 初期大河の頃あれこれ
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