2019年12月14日

小笠原章二郎 その8

小笠原章二郎 (1902~1974)

1964年4月29日放映「特別機動捜査隊」の第131話「年輪」。普段は大きな口を叩いているが出す

ものは全く出さないと言う気位の高い老人を演じている小笠原章二郎。この老人は学がある事は確

かなのだがそれ以上は描かれてはいない。直接事件とは関係のない人物なのでそうそう長くは描い

ていられない訳である。しかしこの老人、何をしていた人物なのか、何で養育院に入所したのか、

妻子はあるのか、そんな事を描くと興味深いものになったと思う。さて、小笠原章二郎はこの気位

の高い老人を実に上手く演じているが、10年前になる1954年に公開された山村聰の監督・主演

「黒い潮」(日活)では下山事件の目撃者で頭の弱い人物を演じている。実に様々な人物を映画、

テレビドラマを問わずに小笠原章二郎は演じている訳である。

posted by ranabe at 23:27| 生涯大河に出演しなかった俳優 | 更新情報をチェックする

藤田淑子 その24

藤田淑子 (1950~2018)

1967年10月26日に放映された「三匹の侍・第5シリーズ」の第4話「狼が死んだ」。ゲスト出演女

優3人の内の武智豊子は目の悪い老婆、国景子は精彩を欠く情婦と言った具合にゲストヒロインの

役割を担っているとは言えない。大体この2人の出番はゲストヒロインとしては少な過ぎる。それ

で残る後1人のゲスト女優がゲストヒロインの席に座る訳である。それが芳紀17歳の藤田淑子であ

るのである。子役とも大人の女優とも言えない微妙な年齢で「三匹の侍」のゲストヒロインの重責

を見事に担っているのだから素晴らし過ぎる。藤田淑子の演じている宿場の居酒屋の孫娘・おしの

は一応は子役の設定だと思う。読み書きを習っているところだし?、おしの坊とも呼ばれている。

しかし藤田淑子の演じているサマを一通り観るともう子役なんて完全に払拭されてしまっている。

ゲストヒロインこそ相応しいのである。
posted by ranabe at 21:25| 追悼・哀悼 2018 | 更新情報をチェックする

藤田淑子 その23

藤田淑子 (1950~2018)

1967年10月26日に放映された「三匹の侍・第5シリーズ」の第131話「狼が死んだ」。ゲスト出演の

女優は、老婆の武智豊子、おしのの藤田淑、お勝の国景子の3人である。武智は目の不自由な老婆

で街道のお地蔵さんに供え物をしようとする。その供え物を通りすがりで空腹な桜(長門勇が老婆の

目が不自由な事に付けこんで頂いてしまう。武智は冒頭場面のみの出演でストーリー展開とは直接

関係ない。ゲスト女優ではあるのだが老婆なので当然ながら女を感じさせている訳ではない。そし

てお勝と言う黒岩親分(須藤健)の情婦を演じている国景子だが、このお勝は浮気性で用心棒を志願

して黒岩の門を叩いた桔梗(平幹二朗)に一目惚れ、早速黒岩の目を盗んで桔梗と関係を結ぶ。ゲス

ト女優としての国は女を感じさせているのだが出番が少ない。本来だったらメインゲスト女優と言

った役なのだが、この「狼が死んだ」のストーリーでは重要視されていないのだ。だから国は精彩

を欠いているのである。

posted by ranabe at 08:58| 追悼・哀悼 2018 | 更新情報をチェックする